薬剤師さん,患者さんのための「人とお薬の接点のUD研究」

「投薬も服薬も安全安心!」をテーマに,
ユニバーサルデザイン,カラーユニバーサルデザインの視点から研究を行っています.

 日本の錠剤の色は「白っぽい」色が多く,形状も似ているため,
薬剤師さんも,患者さんも実はとても不便を感じているのです.
でも,米国のようにカラフルなお薬というのは日本ではなかなか受け入れられない一面もあります.
そこで,今のお薬のままで見やすくする方法はないかを研究テーマとしました.

 それには,まずどれほど日本のお薬が「白っぽい」のかということを
色彩分布の面から調査をする必要がありました.
錠剤の色を日米比較し,そこから日本の薬を見分けるために背景に工夫をするという提案をして,
ならばどのような色が……日本の錠剤の色の特徴から導く実験,評価,統計分析と,研究を進め,
その成果を兵庫医療大学と大阪教育大学から共同で特許出願しました.

(論文は,薬学雑誌,132 (4), (2012), in press.)
 今後も,さらなるカラーユニバーサルデザイン,そしてさまざまなUD視点から,
人とお薬の接点の研究をしていきます.

日本と米国の錠剤,色彩分布(マンセル表色系の色相環)
日本と米国の錠剤,色彩分布(マンセル表色系の色相環)